——労働価値説とベーシックインカムをめぐる対話 お金の裏付けってなんだろう? 先輩(A): なあ、最近よく聞く「ベーシックインカム(BI)」ってあるだろ? 全員に毎月お金を配るってやつ。俺、あれやっぱり反対なんだよな。 …
労働価値説から読み解くベーシックインカムの正体 ベーシックインカム(BI)の導入について議論するとき、必ずといっていいほど次のような批判が出てきます。 「お金の価値は、人が汗水たらして働くことによって生まれるものだ。だか…
「AIに仕事を奪われる」 そんな不安を耳にすることが増えました。しかし、AIがもたらす真の危機は、私たちの「雇用」がなくなることだけではありません。 もっと根本的で、もっと恐ろしいシナリオ。それは、資本主義というシステム…
前回の記事では、AIが人間の労働をどのように奪っていくのか、その未来像について考察しました。今回はその考察をより深めるために、「仕事」と「労働」という言葉の違いを整理したいと思います。 というのも、この二つの言葉をそのま…
「ベーシックインカム(BI)」と聞いて、みなさんはどのようなイメージが浮かびますか。 おそらく「働かなくてもお金がもらえる制度」や「貧困対策としてのセーフティネット」といった、福祉的なイメージを思い浮かべる方が多いのでは…
資本主義が限界を迎えている——心のどこかで薄々、そう感じている人は多いのではないでしょうか? このシリーズではこれまでその理由を主に経済と社会の仕組みから説明してきました。しかし、そこには実はもっと直接的で、逃れられない…
――市場経済の矛盾を見つめる思考実験 前回の記事では、ポランニーがいう「悪魔の挽き臼」によって、社会を支える贈与経済圏が縮小・解体されつつある現実について述べました。 では、もしこの流れに歯止めがかからず、そのまま突き進…
見えない労働の存在 私たちの毎日は、数えきれない「見えない労働」によって支えられています。家事、育児、介護、地域での付き合い――これらは経済統計には現れず、給与明細にも反映されません。むしろ、あまりにも日常に溶け込みすぎ…
金は天下のまわりもの 「金は天下の回りもの」という格言がある。古くから言い継がれてきたこの言葉は、お金の本質を鋭く言い当てている。これは、お金が本来、個人の私有物ではなく、社会全体で循環させるべき公共物であることを示す言…
序章:AIは本当に「貨幣」で動くのか? AI同士が将来、「貨幣」を使って取引するようになる。そんな話を耳にしたことがある。まるで人間の経済活動を模倣するかのように、AIが自動的に売買を行い、報酬を得るーー。しかし、そのよ…