前回の記事では、BIの導入によって経済を動かす原理が貨幣動機から承認動機に移行することを論じました。今回の記事では、そうなった後の社会がどう変化するかについて想像を巡らせてみたいと思います。 まず第一に考えられる変化は、…
前回の記事では、BI導入によって経済を駆動する原理としての貨幣獲得動機が弱まること、そしてそれに代わる新たな動機が浮上してくる可能性を見てきました。 今回の記事では、その「貨幣欲求に代わる新しい動機」とは何かを探ってみた…
ここで、次回からテーマとして取り上げるポスト資本主義社会について、簡単に予習をしておきましょう。 まず押さえておくべき点は、ベーシックインカム(BI)社会とポスト資本主義社会は同じものではないということです。BI社会は、…
ここまで、ベーシックインカム(BI)が必要な理由として、「資本主義が行き詰まっていること」、そして「その打開策としてBIが有効であること」の二点を挙げ、それぞれについて詳しく論じてきました。しかし、BIが必要とされる理由…
― 西欧の限界と、自律分散という未来のカギ 「日本文明が、次の地球文明のモデルになるかもしれない」。そんな話を聞くと、「何を馬鹿なことを!ネトウヨかよ?」と思うかもしれません。けれど、世界の歴史と現状を客観的に見ていくと…
私たちは今、資本主義の歴史において最大級の転換点に立っています。その主な要因は、目覚ましい速さで進化を続けるAIとロボット技術です。 以前、考察したように、AIの進化が招く最も深刻な問題は、雇用の喪失とそれに伴う消費市場…
これまで私は、市場経済をさんざん批判し、贈与経済を持ち上げてきました。 これに対して、こんな疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。 「それならいっそのこと、市場経済なんて完全に排除して、贈与経済一本槍にしてしまえば…
ここまで贈与経済圏を再生・強化するための方法について考察してきました。しかし、ここで強調しておきたいのは、この再生・強化は一朝一夕に実現するものではないということです。 なぜでしょうか? それは、贈与経済圏がすでに深刻な…
──Web3がもたらす「贈与経済圏」の再生と強化 贈与経済圏を強化するための方法として、これまで助け合いの精神や地域コミュニティの再生といった方向から考察してきました。しかし、今回はもう少し別の方向からその可能性を探って…
SNSを眺めていると、ふとしたコメントや記事が、新しいアイデアの種になることがあります。誰かが何気なく書いた一言が、自分の思考を押し広げてくれる。そんな経験を持つ人は少なくないのではないでしょうか。私自身も、しばしばそう…