人にはそれぞれ天命というものがある。そして天命こそが人の踏み行うべき道である。しかるに現在、その天命に従って生きる上で最大の障壁となっているのが賃労働だ。 もちろん賃労働がそのまま天命となっている人が存在しないわけではな…
MMT原理主義者が執拗に訴えるJGP(就業保証プログラム)。それが机上の空論にすぎない最大の理由は労務管理の難しさにある。というのも、そこには民間企業でさえ手に余る「使えない人間」をどうやって働かせるのか、という難題があ…
ベーシックインカムが導入された2050年の未来からやってきた未来人と現代人との会話 【登場人物】 ベーシックインカムが導入された2050年の未来からやってきた未来人 歴史オタクで大正時代のコスプレがお気に入り 現代に生き…
これまで商取引は、共同体の外部とのみ行われるのが普通だった。共同体内部では行われない。それは家族内で商取引が行われないのと同じだ。 仮に家族内でそれが行われるようになったら家族は崩壊する。同様に共同体内部で商取引が行われ…
昔は「俺が獲ってきたものだ。食ってくれ」というやり方が当たり前だった。もちろん、その裏には「俺の方が能力があるのだ」という暗黙のマウンティングがあったわけだが‥。 そして、そうした贈り物に対して拒否したり、または等価交換…
生存をひとつのところに依存するから奴隷になるのだ。仮に賃金低下が起こってもベーシックインカムと給料の二本立てで生活できるなら、国の奴隷にも会社の奴隷にもならずに済む。 ベーシックインカムが国による国民の奴隷化をもたらす、…
リソースの限界以外、生産力に本来上限はない。しかし貨幣経済においては貨幣量が生産力の上限となる。なぜなら需要がなければ生産しても売れないからだ。 すなわち我々はお金の金額分しか生産できないのだ。したがってお金ベースで考え…
働くこととお金は本来、何の関係もない。人が働くか働かないかの鍵を握るのは「社会的物語」である。 人がお金で動機づけられるように見えるのは、今の社会的物語の中核にあるのがお金だからにすぎない。 お金が社会的物語の一部でなく…