需要は儀礼消費によっても生まれる。たとえば冠婚葬祭などに関連した消費だ。これは、それを支える労働も含めて近代合理主義の観点からするときわめて「非生産的かつ無駄」なものである。 しかし実のところ、この社会の経済はそうした一…
ひと昔前、貧しい人へは金を直接与えるのではなく金の稼ぎ方を教えるのがよいとされた。 金を与えるとすぐ使ってしまい、「おかわり」を要求されるだけで生活改善につながらないというのが理由だ。 たしかにそれは経済学的には正しい方…
働かない人にも金を配るBIにそれほど抵抗があるならそれを儀式消費の一種とみなしたらどうか? 儀式消費とは会食に出席するなどの「非生産的な消費(同時に労働でもある)」のことである。 なんならBIの対価として受給者には九字…
竹林の一愚→ ●債務者には自殺するまで追い込んでおきながら、いざ自殺をされたら帳簿を付け替えるだけで一件落着ーー。これが命は何よりも尊いといわれるこの世界の現実だ。人の命など帳簿上のインクと同じ重さしかないのである。 ●…
竹林の一愚ツイッターアカウント→ ●実体経済に回るマネーの絶対量が不足している。そうである以上、焦げ付く人が出るのは当然であろう。これはイス取りゲームであり、個人の努力の範疇を超えた現象である。 ●晴れの日にしか傘を貸さ…
竹林の一愚ツイッターアカウント→ ●ベーシックインカムが導入されればカネがますますモノをいう社会になる? 逆だろ。カネが行き渡ればカネの権力は縮小し、カネで動かない人が増えるだろう。 ●権力というのは結局のところ金なのだ…
今は、あらゆる「常識」がすさまじい勢いで破壊され、ゴミ箱に捨てられる時代である。もちろんなかにはおかしな常識もあるわけでそういうものは積極的に変えていくべきだろう。しかし問題なのは、そうでないもの、むしろ社会の維持に…