日本的雇用形態の本質はネットワークビジネスである

大勢の若い社員が少数の年配の社員を食わせるための仕組みーーそれが終身雇用を重視する日本の会社組織の本質である。

要は体のいいネットワークビジネスである。

しかし、戦後、雇用を通して国民の福利厚生を企業に丸投げしようとした政府はその仕組みに率先してお墨付きを与えた。

その結果、日本独特のその仕組みは、胡散臭いどころか国家公認の仕組みとしていまもなお大手を振っているのである。