マネーはもはや生産と分配を最適化するものではなくなった。むしろそれは生産を抑圧し、分配を機能不全にするばかりである。欠乏の時代から豊穣の時代への移行とともに資本主義とその双子の兄弟であるマネーの歴史的な役割は終わったのだ…
市場経済は競争である。 何の競争か? 生産競争である。 それはある意味、社会にどれだけの価値を与えられるかという競争である。 いわば与え合いの競争である。 しかしそこにマネーが入り込んだ結果、それは奪い合いの競争へと変…
お金はできるだけ使わないで貯め込んだ者が勝ちというルールだ。 そうである以上、お金は必然的に流通しなくなる運命にある。 それはあたかもブラックホールがそうであるようにそれ自身の力によりやがて自壊することになるだろう。
富は無尽蔵であるというスピ系の言説に乗せられ、お金をため込む人がいるから他の人の分がなくなる。 富とお金は異なる。 富はたしかに無限かもしれないが、お金は有限なのだ。
お金というメディアは欲望を強化する。 その結果、それはやがて「反転」して欲望そのものを阻むものへと変貌する。 実際、いまやお金は一部の富裕層の欲望を最大限まで拡大した結果、その他大勢の欲望を阻害するものとなっている。 あ…
ダグラスのA+B理論(購買力不足理論)のアイディアメモです。 説明からはBの内訳がいまいちわかりにくいんだけど、少なくとも利子+利益の部分はたしかに不足するよなあ。 もっとも利益は完全均衡状態ではゼロだろうけど。でも貨幣…