ベーシックインカム反対論者の気持ちが理解できない
ベーシックインカムに反対する人の気持ちがどうしてもわからない。
仮にベーシックインカムを導入しても特段大きな問題が発生しないことが証明された場合でも彼らは反対するのだろうか?
だとしたらそれはどんな理由で?
やはり労働こそ生きる意味だ、ということなのだろうか?
企業家がベーシックインカムに反対するのはわかる。労働市場で不利になるし、労働者の管理も難しくなるからだ。
しかし労働者がそれに反対する理由がわからない。
国の奴隷になりたくない?
会社の奴隷が一体何を言っているのか?
同様に「俺は国の奴隷になりたくない。自由に生きるのだ」と意気込んで会社を興した企業家もまた結局は、金貸しの奴隷になってしまうのが現実だ。
たとえ幸運にもそうならず、大金を手にしたとしても、今度はお金そのものの奴隷になることはよほどの人格者でない限り、免れることはできないだろう。
もしかしたら、反ベーシックインカム論者は、今の社会が「自由で民主的な社会」だとでも思っているのだろうか? だとしたらそれはお花畑というものだ。今の社会はすでに金融奴隷制という名の明らかな奴隷制社会であり、超管理社会である。
ベーシックインカムはこの奴隷制社会から逃れる、現状ではおそらく唯一の脱出口である。それを積極的に否定するということは自ら率先して奴隷の境遇を選ぶことにほかならない。