ベーシックインカムは社会を恵む者と恵まれる者に分断するのか?

ベーシックインカム

ベーシックインカムは、人を恵む者と恵まれる者に分ける、という見方があるがそれは違う。

独裁政権や王政なら独裁者や王様が恵む者となるだろうが、民主主義国における主権者は少なくとも建前上は国民である。

そこでは恵む者イコール恵まれる者であり、結局両者の区分は存在しないことになる。

またベーシックインカムはたんなる機械的な分配だ。そこに為政者の意思は入らない。

その場合の政府はいわば「虚な船」だ。虚な船に意志はない。それはただの無機的なシステムである。

金持ちが恵む者になり、貧乏人が恵まれる者になる?

それは違う。金持ちといえど一人で金持ちになれたわけではない。社会があってはじめて金持ちになれたのだ。

そして社会の大多数を構成するのは貧乏人である。すなわち金持ちが金持ちになれたのは、多くの貧乏人が金持ちに目に見えない恩恵を恵んであげた結果なのだ。

このことは「おかげさま」という美しい日本語を知る人であれば理解できるであろう。

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