労働は労働をなくせるか?

人々を楽にするためーーというのが(少なくとも市場経済における)労働の本来の目的である。

それを追求すれば必然的に「労働という苦痛」も一掃されることになる。

しかし自らは自らを否定できないのと同様に労働も労働を否定できない。

労働という苦役が世の中からなくならないのはそのためだろう。