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社会信用という新しい金融システムを発見した漂流者たちの物語

   

ベーシックインカムにからんでC・H・ダグラスの社会信用論を調べていたら、面白いページを発見しました。

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http://rothschild.ehoh.net/material/41_04.html

無人島に流れ着いた漂流者たちの物語という形式で現在の銀行システムの欺瞞性を暴くととともに新しい金融システムのあり方を示した寓話です。

これを読むと私たちがそのなかに「閉じ込められている」今の金融システムがどれほど詐欺的なものであるかがわかります。

とりあえずご紹介だけ。

The Money Myth Exploded The financial enigma resolved ― A debt-money system
日本語訳文 『お金神話の打破』金融上の謎の解明 ― 負債としてのお金のシステム

byルイ・エバン
原文【英語サイト】http://www.michaeljournal.org/myth.htm

“お金神話の打破”はルイ・エバンの初期の論文の一つで、今なお、お金が民間銀行によって、どのようにして負債として創造されるかを説明するための最も良く知られた論文の一つである。この論文は、“ミカエル”オフィースに注文すれば、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポーランド語、またはポルトガル語の8ページの小冊子(タブロイド判)として入手可能である。

1.難破船の生存者

彼らの船は爆発し、ばらばらに壊れた。各自は最初に手の届いた残がいにつかまった。そして最後には5名が残り、彼らは波が偶然にも運んできてくれたいかだの上に身を寄せ合った。その災害による他の被害者については、その姿が見えなかった。

何時間もの間、彼らの目は水平線に釘付けであった。通航する船が彼らを見つけてくれないだろうか? 彼らの一時しのぎのいかだが、どこか安心できる海岸に到着しないだろうか?突然、誰かが叫び声を上げた。

「見ろよ、波が我々を運んでいる方向に陸があるぞ」
そして、おぼろげなシルエットが本当に海岸の輪郭であると分かるにつれて、いかだ上の人影は喜びでダンスを踊った。
5名の中に、大柄でエネルギッシュな大工フランクが居たが、最初に陸だと叫んだのは彼だった。彼の他に農夫のポールがいるが、彼は画像の左側前方で、膝をついていて、片手をいかだの面に置いて、もう片手でいかだのマストを握っている。次は、動物飼育業のジムで、彼は縞模様のパンツをはいていて、ひざまずき、陸の方向を凝視している。その次は農場主のハリーで、横腹の肉付きが良く、漂流物から回収した木の幹に座っている。最後が探鉱家にして鉱物学者であるトムで、画像の後方で大工の肩に手を置いている快活な男である。

2.神の助けのような島

我らが5名の男達にとって、陸に足を置くことは墓場から現世への復帰のようなものであった。身体を乾かして暖をとったあと、彼らの最初の衝動は、彼らが打ち上げられた、文明と程遠いこの小さな島を探検することであった。 短時間の調査で彼らの意気は十分上がった。島は不毛の岩ではなかった。確かに、今、島にいるのは彼らだけであった。しかし、彼らが出合った半野生の動物の群れから判断して、彼らが来る前のある時期に人間が居たに違いない。動物飼育業のジムは、動物達を完全に飼いならして、彼らに役立つようにできると確信した。ポールは島の土壌を調べて、大部分が耕作に適していることを確認した。ハリーは、適切に手入れしてやれば、十分な収穫をもたらせてくれるであろう果樹を発見した。最も重要であったことは、多種類の木を含む大きな森林があったことで、そのお蔭で、フランクは小さな共同体用の家を多大な困難を伴わずに建てることができるであろうことであった。探鉱家のトムは、島の岩石構造から豊富な鉱脈がある兆候を見出した。道具は無かったけれども、彼は自分の才覚と工夫によって鉱石から金属を作り出せると感じた。このようにして、各自はそれぞれに特別な才能技量で公益のために働くことができた。その島を救済の島と呼ぶことに全員が賛成した。全くの悲劇となり得たものが、かなり幸福な結末となった神意に対して、全員が感謝した。

3. 本当の富

人々が働いている。大工は家を建て、家具を作る。最初、彼らは見つけられるところで食料を見つける。しかし、直ぐに、畑を耕し、種を蒔き、農夫が収穫する。季節が次々と過ぎてゆき、救済の島の5人の男の財産はどんどん豊かになった。その富は、ゴールドや銀行紙幣ではなく、食料、衣類、避難所など人間が必要とする全ての物であった。各自はそれぞれ商売した。余剰生産物を他者の余剰生産物と交換した。
生活は必ずしも彼らが望んだほど平穏でも完全でもなかった。彼らは文明社会で慣れ親しんでいた多くの物を欠いていた。しかし、彼らの運命は遥かにもっと悪くあり得たであろう。その上、彼ら全員、カナダで不況を経験していた。店には食料品が一杯あったのに、彼らは揃って空腹であったことをまだ覚えていた。少なくとも救済の島において、彼らは目の前で物が腐ってゆくのを眺めるということはなかった。ここでは税は無かった。また、執行官によって逮捕される恐怖をいつも感じる必要もなかった。彼らの仕事はきつかったが、すくなくともその労働による成果を享受できた。それ故、彼らは神に感謝しながら、家族との再会の日を望みながら、島を開発した。彼らは、最大の祝福である生命と健康を維持していた。

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4.深刻な不都合

我らが男達は、仕事について話すためにしばしば一緒に集まった。発達していた単純な経済システムのもとで、一つの事が厄介になり始めていて、益々厄介になっていた。彼らはお金というものを持っていなかった。物々交換、すなわち商品と商品の直接の交換には欠点があった。交換しようという話をする時、生産物が手元にあるとは限らなかった。たとえば、冬に木材が農夫のもとに届いても、そのお返しとしてのジャガイモを渡すのに6ヶ月待って貰う必要があった。時には、1人が大きなサイズの品物を持っていて、それを複数の人が持っている複数のより小さい品物と交換したいと思うことがあった。この複雑な商取引では、記憶に重い負担がかかる。貨幣制度があった時、各自は生産物を売り、お金を手に入れることができた。そのお金で、望むときに、そしてそれらが手に入るときに、欲しいものを買うことができた。通貨システムは非常に便利であることに、皆が同意した。しかし、誰もそのシステムの作り方が分からなかった。彼らは、現実の富の作り方を知っていた。しかし、その富のシンボルである通貨の作り方については、完全に彼らの理解を超えていた。彼らはお金の起源について無知であり、それを必要としながら、その作り方が分からなかった。きっと教養のある人達が同じ船に乗っていただろうに。我々のすべての政府は戦争に先立つ10年間において窮地にあった。当時、国に欠けていたものはお金だけだった。そして、政府はお金を手に入れるために何をしたら良いかを知らなかったのは明らかであった。

5.難民の到着

ある日の夕刻、我らが男達が砂浜に座って、彼らの問題について何百回目かの議論をしていたとき、一人の男が小さなボートでオールをこいで近付いて来るのに、突然気付いた。彼らは彼が難破船の唯一の生き残りだと聞かされた。彼の名前はオリバーだった。彼らは、新しい仲間ができて嬉しくって、彼らが持っていた最良の物を彼に与え、居留地の視察ツアーに彼を連れて行った。彼らは彼に話した。「我々は迷子になって、世界の残りから切り離されているけれども、不満に思うことはほとんどない。地面と森林は我々に好意的である。我々に欠けているのは通貨だけである。通貨があれば、我々の生産物交換がもっと楽になるのだが。」 オリバーは答えた。「あなた方は神意に感謝すべきでしょう。なぜならば、私は銀行家であり、あなた方に満足して頂けると保証できる通貨システムを今直ぐにでも作りましょう。そうすれば、文明圏の人々が持つ全ての物をあなた方は持つでしょう。」 銀行家! 銀行家!! 雲の上から降りてくる天使でも、我らが男達にそれ以上の敬愛と尊敬を呼び起こすことができなかったであろう。というのは、つまるところ、我々文明圏の人々は金融の源泉を支配する男達、すなわち銀行家達の前で、うやうやしく片膝を着くのに慣れていないのであろうか?

6.文明化の神

「この島の唯一の銀行家様であるオリバー氏は我々の通貨の世話をするべきであろう。肉体労働はする必要がない。」
「私は、他のすべての銀行家と同様、公共の繁栄のために私の仕事を完璧に遂行致します。」
「オリバーさん、我々は銀行家としての尊厳を保つことができる家をあなたのために建てましょう。しかし、それまでの間、我々が集会用に使っている建物に滞在して頂くことで構いませんか?」
「それは有り難い事です、皆さん。しかし、先ず第一にボートの積荷を降ろして下さい。紙と、インクおよびタイプを装備した印刷機があります。また、最新の注意を払って取り扱って頂きたい小さな樽があります。」 彼らは全ての積荷を降ろした。小さな樽は、我らが善良な男達に強い好奇心を引き起こした。
「この樽には夢も及ばない宝が入っている。ゴールドが詰まっている。」と、オリバーは大声で話した。
ゴールドで一杯! 5人は卒倒せんばかりであった。ここ救済の島に文明化の神が! いつも秘匿され、その力は今なお恐ろしく、その存在、不在、あるいは最も取るに足らない気まぐれが全ての文明国の運命をまさに決するであろう黄金色の神!
「ゴールド! オリバーさん、あなたは本当に偉大な銀行家だ!」
「偉大な人よ! オリバー閣下! 神であるゴールドの偉大なる高僧よ! 我々の卑しき服従を受け入れて下さい、そして忠誠の誓いをお受け下さい!」
「我が友よ、確かに本土に十分なだけのゴールドだ。しかし、ゴールドは流通させるものではない。ゴールドは秘匿されねばならない。ゴールドは健全な通貨の魂であり、その魂はいつも目に見えはしない。しかし、あなた方に最初に通貨を供給するときに、そのすべてをあなた方に説明しよう。」

7. 秘密の埋葬

その夜、彼らがそれぞれの帰路に着く前に、オリバーは彼らに最後の質問をした。
「交換を容易にするためには、どれだけのお金で始める必要がありますか?」
彼らはお互いを見つめ合ったあと、うやうやしく銀行家の方を見た。少しの計算をし、その親切な金融業者の助言を受けて、彼らは各自200ドルと決めた。彼らは熱狂的な意見を交わしながら別れた。遅い時刻であったにもかかわらず、彼らはその夜のほとんどの時間、目覚めたまま横たわっていたが、ゴールドの姿形を想像して興奮していたからである。彼らが眠ったのは朝方であった。
オリバーの方はどうかというと、一瞬たりと浪費しなかった。銀行家としての未来に関する関心が疲労を忘れさせた。夜明けの曙光までに彼は穴を掘り、その中に樽を転がし入れた。それから彼はその穴を埋めて、その場所に小さな低木を移植し、その周りに注意深く芝土を配置した。それは上手く隠された。それから彼は小さな印刷機を使って、1000枚の1ドル紙幣を作った。印刷機から出てくるきれいな新札を見ながら、銀行家になった難民は密かに考えた。
「おやまあ、お金を作るのは何と簡単なことか。何らかの価値は、お金で買うところの生産物で得られるものである。生産物が無ければ、これらの紙幣は無価値である。私の5名の無邪気な顧客はそれを知らない。この新しいお金の価値がゴールドで保証されていると彼らは本当に思っている。彼らのまさにその無知さが私を彼らの主人にしてくれる。」
夜が迫る頃、5名はオリバーのところにやって来た―急いで。

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