保険業界がまさにそうだが、資本主義経済は不安でもって駆動されている。 みんなが不安に苛まれることなく足るを知るようになったら経済はとたんに低迷するはずだ。 そのことはマーケティングが人々の不満を掻き立て、それを強く意識さ…
ベーシックインカムに反対というのは、要するに時間に余裕ができると変な奴が変なものを発明したり体制が押し付けてきた嘘を暴いたりして世の中が良くなるから困るということなんだろう。
いくらお金が余っていてもそれが金持ちの間だけで回っているうちは国全体の購買力が最大化することはない。 購買力が最大化しないうちは供給力も最大化しない。 すなわち金持ちだけでいくらお金を回しあっても経済成長には限界があると…
一切の不幸が消滅するのがユートピアだとしたらUBIのある社会はユートピアではない。 それはたんに衣食住の不安がない世界だ。 そしてそれはすでに既存の生産力を持ってすれば十分実現可能なもうひとつの現実なのだ。
万人が飢えないだけの生産物があるのなら素直にそれを分配すればよいだろう。 現状の制度の元でそれがうまくいかないのならうまくいくよう制度を変えればよいだろう。 できない理由を正当化するためわざわざ精緻な理論を構築する暇があ…
20世紀はじめ、スターリンによって人為的に引き起こされたウクライナの飢餓『ホロドモール』 21世紀はじめ、財務省によって人為的に引き起こされた日本の貧困『失われた30年』 我々は今まさに歴史的な悲劇を体験しているのかもし…
ベーシックインカムが導入された社会ではその上に新たな経済システムが自然発生的に立ち上がるだろう。 そうしてその新しい経済システムはこれまでの貨幣権力に基づく社会の仕組みを根底から変えることになるだろう。 ベーシックインカ…
ベーシックインカムを要求するのは、もらうことしか考えない餓鬼の所業だといって反対する人がいるが、そういう考え方自体、分け合うことを拒否する餓鬼の所業というべきだろう。
そもそも信用創造を含む銀行システムがこれまでなぜ秘密のベールに包まれてきたのか? 近代国家の根幹をなす議会制の仕組みなどは中学校においても詳細に教えられるのに、同じく根幹をなす銀行システムについてはなぜ秘匿されてきたの…