お金はどうやってできるのか? 『銀行の詐欺システム』という動画についた海外のコメント

出口の見えない金融危機が続く中、詐欺的とされる貨幣システムに対する疑念の声が世界中で湧き上がっています。その貨幣システムの核心部分をなす信用創造の仕組みについて、わかりやすく説明した動画がありましたのでそこについたコメントとともにご紹介いたします。

(動画の大意ー日本語訳動画からお借りしました)

お金はどこからやってくるのか?

私たちはお金が政府によって作られていると信じている


それは本当だ でも事実の一端にすぎない

それは銀行と呼ばれる民間の会社で毎日とてつもない金額が創造されているのだ


私たちのほとんどは預金者によって預けられたお金を銀行は貸し出していると信じている

だがそれは事実ではない

事実は預金や銀行が稼いだお金を貸すのではなく借り手が約束している返済からお金を創造している

ローンの書類への借り手の署名は銀行に対しローン金額と利息を支払う義務を負う

返済できなければ家や車などの資産を失う誓約をさせられるのだ


それは借り手が果たさなければならない大きな約束である

同じ署名が銀行にも必要とされているだろうか?

銀行は借り手の口座にローンの金額をちょっと書き込むだけで魔法を使ったようにその金額を手に入れる


それって絶対おかしくないか?

この近代の銀行の奇跡を説明するためにちょっとした昔話をしましょう

ゴールドスミス(金細工師)の物語です

過去さまざまな時代にいろんなモノがお金として使われてきました
(そのひとつとして金や銀があります)

金や銀はとても柔らかく簡単に加工できるものとして魅力的で地域の人々の中から金属の専門家が誕生しました


ゴールドスミスはコインを鋳造することによって取引を簡単にできるようにしました

そのお金を守るためにゴールドスミスは金庫を必要としました


やがて町の仲間がやってきて彼らのコインや貴重品を守るための場所を貸してくれるように頼むようになります

何年か過ぎゴールドスミスはずる賢い観察をしました

預金者は彼らの金を実際に動かすことはめったにない

そこでゴールドスミスは金の預り証に決済機能を与え、それがあたかもお金そのものであるかのように街に流通してゆきました

一方ゴールドスミスは金に利息をつけて貸し出すというもうひとつのビジネスも始めました

彼の便利な紙のお金が受け入れられることによって借り手は金属に代わって紙のお金でローンを頼むようになりました

彼は考えました


彼の持っている金に加えて預金者たちの金を担保に紙幣を貸すことができるのではないかと

こうしてゴールドスミスはもはや金細工職人でも金庫の貸し手でもなくとても大きな利益を生む銀行という存在になりました


日本語訳動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=iqlxMp3dR7Q

(以下、コメント)

●ねずみ講の惑星へようこそ!

●事実、アメリカの貧困者はいまかつてないほど増加している。同時にかつてないほどの金持ちも生まれている。それはそれでいい。しかし気になるのは、負債が成長に欠かせないという今の社会の仕組みと金融の安定性を維持するという理由で公的資金でもって銀行が救済されることだ。真の成長は正規労働から生まれるべきだ。臨時雇いの仕事からではなく‥。

以前のアメリカのシステムはたしかによかった。しかし、今や崩壊に向かって突き進んでいる。共産主義は失敗した。次に来るクラッシュはおそらく米ドルの暴落だろう。史上最悪のバブル崩壊だ。しかしアメリカはそれを防ぐため戦争に訴えるだろう。いつものようにFUD(訳者注:Fear[恐怖],Uncertainty[不安] and Doubt[疑念]をもとにしたプロパガンダ戦術のことか?)を世界に広め、被害者を演じ、その被害を口実に中国かどこかと戦争をおっぱじめる気だろう。

●カードに「666ルシファー ST」と描いてあるのはどうしてだ? これは銀行システムを悪魔化させるためのプロパガンダに違いない。

●この動画は反ユダヤ的だ。いかなる形のものであれ銀行システムへの批判はユダヤ人への批判となる。600万のユダヤ人が殺害されたホロコーストを思い出せ。

●ユダヤ教では高利を禁じていない。同じユダヤ教徒に対しては禁じているが異教徒に対してはむしろ推奨している。聖書の申命記にもそう書いてある。


モーゼは高利を禁じたが、ユダヤ人はモーゼの教えを守らなかった。彼らが拠り所としたのは悪魔的なタルムードだ。

●貸した金はしばしば返ってこない。金を貸すということはそれだけリスクがあるということだ。もし利子がなかったら、いったい誰が金を貸すというんだ? 解決策は人口調節だ。女性は3人以上、できれば2人以上産まないようにさせるべきだ。人口増加にはマネーサプライの増加が必要になるからね。

●銀行は「無からお金が作り出せる」って言ったよな? だけどその一方で「元手となる預金が必要」だって言っているじゃないか? それって矛盾してないか?

●ということは何か、たとえば俺が銀行を始めたとしよう。1111.12ドルを中央銀行に準備預金として預け、それを元手に10,000ドルを生み出せるわけだよな? でそれを借りた人が車を買ったとしよう。車を売ったディーラーは10,000ドルを受け取ったわけだ。しかしそれを別の銀行に預けたらどうなるんだ? 銀行間で何か融通しあう仕組みのようなものでもあるのか?

●借金、借金、俺は銀行に借金を返すために働き続ける。

●新しい銀行が設立されたとする。そして150万ドルを中央銀行に預けたとしよう。ここで準備預金率が15%だとしたら、その銀行はいったいいくらお金を貸すことができるんだ? また貸し出された金が別の銀行に預金された場合、何が起こるのかな?


どの銀行も多かれ少なかれ他行が生み出した預金を預かっている。これはお互い様というものだ。仮に君の銀行に預金が預けられなかった場合、君の銀行はほかの銀行、もしくは中央銀行から借り入れる必要が出てくる。そうしないと銀行としてやっていけないからね。


新しい銀行をA銀行としよう。それは150万ドルを持っていて、そのうち15%の22万5000ドルが中央銀行に準備預金として預けられている。ということは150万ドルー22万5000ドル=127万5000ドルを貸し出せることになる。この127万5000ドルがB銀行に預け入れられた場合、同様に15%の準備預金を引いた額を貸し出すことができる。それがC銀行に預けられた場合も同様だ。以下同様、これが続いていく‥。

これは数学的に計算できる。単純化するために準備預金率を10%としよう。A銀行に1000ドルがあってそれを元手に貸し出した場合、最終的には10000ドルを貸し出すことができる。元手の10倍ということだ。

●なんだか社会主義っぽい解説だな。どこかベネズエラが主張していることと似たような匂いがする。社会主義的な政策はうまくいかないよ。


いいや、これは社会主義的というよりむしろ古典的、自由主義的な解説だよ。マルクスはゴールドを自然な貨幣とみなしていた。


カダフィがやろうとしたことだよ。


ベネズエラの問題は経済的なものでも社会主義的なものでもないよ。水面下でアメリカが経済制裁を加えているのが原因だよ。


真の社会主義はこれまで存在したことがない。存在したのは似て非なるものだけだ。それをもって社会主義というのはプロパガンダというべきだ。


>これは社会主義的というよりむしろ古典的、自由主義的な解説だよ
嘘言うなよ。古典的な自由主義者で利子に反対した人がいるか?


>真の社会主義はこれまで存在したことがない。
それを言うなら、「真の資本主義/自由市場はこれまで存在したことがない。存在したのは似て非なるものだ」と言えるぞ。

●すばらしい動画だ!ありがとう!いつかその時が来たらーいや必ず来るはずだがー「そいつら」は激しく抵抗するだろう。そうして自ら変化する代わりに世界を破壊し尽くすだろう。それでも我々にはふさわしいものを得る権利があるし、それを得るにふさわしいはずだ。そうなるのが楽しみだよ。