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よくあるベーシックインカム否定論に答える

   

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よくあるベーシックインカム否定論に対して反論する

●国民全員が月8万円もらったらその8万円は無価値になる

(反論)
これはそもそも意味がわからない。おそらくその分、インフレになるという意味だとの仮定のもとで話を進める。

現在、勤労者のほぼ全員が何らかの形で働いており、その結果、一定のGDPが生まれている。それに対応する分量のお金もすでにそこにあり、世の中に流通している。

ベーシックインカムはそのお金を国民に、より平等に再分配しようというだけの話である。

ここで重要なのは、そのお金の量は変わらないということだ。ベーシックインカムを導入したからといって社会全体のお金の量が増えたり、減ったりするわけではない。

生産量が一定でお金の量も一定であれば、そこにインフレなどが起こる道理はないだろう。もちろんデフレも起こるはずがない。

あるいは社会に流通するお金が増えるから、インフレになるという意味なのだろうか? 以前なら金持ちが退蔵していたお金が市中に流れるようになるから、その分、インフレになるということなのだろうか?

もちろんその可能性はないとはいえない。

しかし仮にもしそうであったとしたなら、この経済が回るためには、お金は常にどこかで不足していなければならないことになる。そして、そのためにはお金は必ず一部に偏在していなければならないということになるだろう。

だが、容易にわかるようにそれは、この経済が機能するためにはその前提としてこの社会には一定の餓死者が存在しなければならないと言っているのと同じことである。

そうであれば、当然の帰結だが、そのような餓死一歩手間の人たちを生活保護でもって助けてもいけないことになるだろう。その理屈でいけば生活保護もまたインフレを招いてしまうからである。同様の理由で年金制度もまた本来導入すべきではなかったといえるだろう。

しかし、国民が十二分に食べられるだけの生産力を持ちながら、一部は必ず飢え死にしないとまわらない経済ーー。

設問のような難癖をつけてくる人は、そのような経済の仕組みこそおかしいとは思わないのだろうか? だからこそ変えるべきだとは思わないのだろうか?

金持ちだけが贅沢できればそれでよく、貧乏人は餓死してもかまわないというつもりなのだろうか?

それともこの人が言っているのは「お金」そのものの価値がなくなるという意味なのだろうか? 空気は現在(中国など一部の地域以外は)もちろん無料だが、空気が無料で「支給」されているからといってその価値がなくなるとでもいうのだろうか?

もちろん空気はタダである。したがって経済的にはたしかに無価値であろう。しかし空気がなければ人間は生きていけないのだ。したがって生物学的な面からすれば空気ほど価値のあるものもないはずである。

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●金持ちに高い税金を課したら国全体としての生産性が減る

(反論)
まず金持ちと企業家とはきちんと区別すべきである。社会の生産力を高めるのは金持ちではない。企業家である。金持ちだけがいても企業家がいなければ社会に価値は生まれない。

その上で問いたいのだが‥。

投資家と称しながら、実際には利ざやを稼ぐだけのいわば合法的な盗人たちは、この社会に対していったいいかほどの価値を生んでいるのか?

投資家と称すのであれば、責任をもって起業家と最後までリスクを共にすべきあろう。そうしてはじめて成功の果実を分け合う権利が得られるというものなのではないのか。

また税金が高いからといってアップルのスティーブ・ジョブスやソフトバンクの孫正義などの起業家が何かにチャレンジすることもせず、ただぶらぶらと無為に過ごすとでもいうのだろうか?

真の起業家はなにも税金が安いからビジネスを始めるわけではない。そうすることが楽しいから会社を起こすのだ。もし税金が安いからという理由でビジネスをはじめる起業家がいるとしたなら、それは二流三流の起業家である。一流の起業家ではない。そして私たちの社会で実際に多くの価値を生み出しているのは、一流の起業家である。すなわちスティーブ・ジョブスや孫正義のような根っからの起業家たちなのである。

また貧しい人たちの中には、才能を持ちながらお金がないというただそれだけの理由で才能を開花させられない人も大勢いる。そうした人たちをお金の問題から解放させてやることができれば、彼らの才能は大きく花開くだろう。そうなれば、この社会にはより多くのスティーブ・ジョブスが誕生することになる。そして彼らが生み出す新しい価値によって私たちの社会はさらに豊かになるだろう。

●ベーシックインカムなど支給したらみんな怠けて誰も働かなくなる

(反論)
上の答えと重複するが、ベーシックインカム程度のはした金で怠けるような人はもともと生産性の低い人たちである。つまりもともと怠け者であり、現在はそうするより他にないからしかたなく働いているだけの人たちである。

こういう人たちはもとから生産には役立たない種類の人間である。すくなくとも経営者からすれば、不要な人間である。そういう人はしばしば足を引っ張るばかりか、生産性を損なうことも少なくないからである。

ベーシックインカムはおそらくかなり高い確率でこの手の人間を生産現場から排除するきっかけとなるだろう。しかし、そうなれば生産性はかえって高まるはずだ。足を引っ張り、生産の邪魔をする人がいなくなるからだ。そうして、社会全体としての生産性は彼らがいなくなることによってむしろ高まることになるだろう。

したがって一部の怠け者が働かなくなることは、社会全体の生産性を高める上でむしろ喜ばしいことというべきである。

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