女性の意見は神の声という日本社会の困った風潮

日本のビジネスマンはどうも女性の意見を神聖視しすぎるきらいがある。特に甚だしいのは広告などのマーケティング業界だ。

そこでは女性の意見がまるで神の声ででもあるかのように扱われる。それは太古の昔から神の声を伝えるシャーマンの役割を女性が果たしてきたことと無縁ではないのだろう。

しかし忘れてならないのは、シャーマンが常に正しい神の声を取り継いできたわけではないことだ。彼女らがしばしば間違ったお告げを下したことはよく知られている。審神者(サニワ)が必要とされたのもそのためだ。

普通、審神者には男性がなる。女性シャーマンのお告げが真正なものであるのかそうでないのかを男性の論理でもって判断するためだ。

現代に於いても同様だ。女性の意見がいつも正しいと考えるのは危険である。実際、女性を対象にした商品サンプルの事前調査などで「可愛い〜!これ好きい〜!絶対買うう〜!」などと高い評価を得たのに気をよくして新商品を出してみたところ、予想に反してさっぱり売れなかったなどというケースはざらにある。

女性の意見は参考にすべきではあるが、まともに受け取ってはならない所以である。

ちなみに賛否両論はあろうが、面倒なのでこの記事に対するコメントは一切受け付けない。あしからず。