ソーシャルデザインとは何か? 広告界に起こるソーシャルワークシフト

sponsored ads

ET163_L

電通ソーシャル・デザイン・エンジン代表の福井崇人(ふくい・たかし)さんがソーシャルデザインについて語っています。ちょっと古い記事ですが、ソーシャルデザインを志す若い人に勇気を与えてくれるいい記事だと思いますので、シェアさせていただきます。

(以下転載)

ソーシャルデザインとは何か?(1)広告界に起こるソーシャルワークシフト

希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン

新品価格
¥1,575から
(2015/10/7 09:20時点)


一人ひとりが日常の生活の中で、仕事の中で、何かに気づくことによって、その気づきから動くことによって、社会は大きく変えられます。私たちはそんな動きを、「希望をつくる仕事=ソーシャルデザイン」と呼びます。
広告マーケティングに関わる方々が、クリエイターの方々が、これまで培ってきた「伝える」「巻き込む」ノウハウによって、個人の気づきを社会の大きなうねりに変えることができます

広告会社など企業に属して働く人が、その立場を生かしながら社会貢献に通じる仕事をしたいと考えた場合、どんな選択肢があるのだろう。そのヒントは「ソーシャルワークシフト」というキーワードにある、と書籍『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』を監修した電通ソーシャル・デザイン・エンジンの福井崇人さんは言う。

誰でもソーシャルクリエイターになれる

22日に発売される書籍『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』の中で、私たちはソーシャルプロジェクトに取り組むさまざまな人たち――小学生、 主婦、公務員まで年齢も職種も多彩な人たち――にインタビューを行いました。彼らの話を通じてわかったのは「生活の中での『気づき』と『社会をよくすること』を結びつけるアイデアと、それをサポートする仕組みさえあれば、誰でもソーシャルクリエイターになれる」ということです。

sponsored ads

ソーシャルクリエイターとは、大小ある社会課題を「希望ある社会へのヒント」と捉え直すことで、解決しようとしていく人たち。本書には、35の事例が登場します。さまざまなプロジェクトをアイデアごとに7 つの視点に分類して紹介することで、自治体や教育機関、国際機関など多彩な立場の人に、ソーシャルプロジェクトの発想のツールとして使ってもらうことを意図しています。

アイデアを継続、発展させていくためにはマネジメントの仕組みと、それを役割分担しながら回していくためのチームの存在も重要です。この本の中には、小学生のときに起業した “ 小学生社長 ”、米山維斗くんが登場します。米山くんは小学3年生のときに分子構造に興味を持ち、それを当時友だちの間で流行っていたカードゲームと結びつけて、誰でも楽しめる化学記号の対戦型カードゲーム『ケミストリークエスト』を作りました。それを見たお父さんが、教材コンテンツの会社に紹介したことで、商品化へと結びつき、国際科学フェスティバルへの出展、そして世界でのアプリ展開にまで一気につながっていきました。周りの大人が製品化や戦略の部分をサポートしてくれたことで、米山くんが自分のアイデアを形にしていける体制が整っているんです。

広告会社にも、クリエイティブ、戦略、コミュニケーションデザイン、アカウントプランナーなど、ひとつのプロジェクトを形にするためのリソースがすべて揃っています。そういう意味で、広告会社はソーシャルプロジェクトを形にするのに最適な場所だと言えるのではないでしょうか。

企業と広告会社がチームを組んで課題解決

ソーシャルプロジェクトによって、これからの企業と広告会社の関係も変わっていくと思います。広告会社はこれまで企業から依頼を受けてクリエイティブやソリューションを提供する、受注型のビジネスを行ってきました。しかし、今後はテーマ協賛のような新しい形で、企業と広告会社が組んで仕事に当たっていくようになると思います。広告会社がある社会課題をテーマに立て、そこに賛同する企業の協賛を募り、集まった企業と共に、解決に向けたアイデアを開発したり、実行に向けたスキームを組んでいく。それは、互いが持つ知識やノウハウを提供しあうチームのような形になるはずです。報酬も成果報酬型になるなど、広告会社のビジネスも、どんどん合理的になっていくのでしょうね。

社会問題の解決のためのさまざまな知見は、企業の中にこそ多く眠っているはずですが、そのリソースの使い方やプロジェクトとしての動かし方にもノウハウが必要です。それがないために、せっかくの知見がうまく問題解決に生かされていないことが多いのではないでしょうか。そういうときこそ、広告会社やコンサルティング会社の出番です。広告会社はアウトプットまで含めて手がけることができますから、サポート面で企業の力になれることはたくさんあると思います。

職場からソーシャルな活動に関わっていく

近年のソーシャル分野への注目の高まりを受け、ソーシャルデザインを仕事にするための選択肢が以前よりも広がっています。かつては、自分で社会起業をしたり、NGOやNPOを自ら立ち上げる、転職するといった選択肢が中心でした。広告会社のコミュニケーション構築スキルやコンサルティング会社の事業構築スキルは、ソーシャル分野では特に不足しているために、活躍の場は無数にあります。本気で自分の志を実現するため、思いきって仕事を離れ起業や転職をした人たちが、いまのソーシャル領域を支えています。

続きは元記事でお読みください→

sponsored ads
アースハック ツイッターでもつぶやいてます
  • このエントリーをはてなブックマークに追加