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ダイレクトマーケティングから政治家の大衆操作まで。独断と偏見によるコミュニケーション戦略の基本形。

   

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タイプ別コミュニケーション戦略

次にコミュニケーション戦略の基本について考察してみましょう。いうまでもなくコミュニケーションはメッセージを発信する人とそれを受信する人がいてはじめて成立するものです。そこで、ここではその送受信に関わる人の数という切り口からコミュニケーションのタイプを分類してみたいと思います。

many to many
●企業対大衆
●マスマーケティング
「私たち○○○は」
●顔がみえない
→ 人格をイメージしにくい→ブランドイメージの確立が重要
●私信ではない
(「あなたたちにお話があります」)→メッセージが届きにくい→プッシュ型戦略(話すことがポイント)=土足マーケティング
●低関与コミュニケーション
●コミュニケーション効果小
これは「集団」対「集団」という意味です。
代表的なのは、大企業がマスメディアを使って、一般大衆に向かって行うコミュニケーション、すなわち「マスマーケティング」です。
メッセージの主体は、「私たち○○○」であり、一人称複数形です。 複数形ですので、顔(人格イメージ)がはっきりしません。そのためこのタイプのコミュニケーション戦略においては、何よりもまずブランドイメージを明確にする必要があります。
ここでは一人称複数形が、二人称複数形に対してメッセージを送る形になります。「私個人宛のメッセージ(私信)」ではないので受け取る側からすると、「自分には無関係」としてメッセージが無視されやすい欠点があります。
その欠点を補うためには、相手が無視できないようある程度、強引なプッシュ型戦略が必要になります。つまり、積極的にしゃべり続けないと相手は聞いてくれないということです。しかし、それもやりすぎると相手に嫌われてしまいますので、注意が必要です。
また私信ではないため、強い関心の対象とはなることはありません。いわば風景の一部として、意識されないままスルーされてしまう場合もあります。
以上から、many to manyの型は、低関与型のコミュニケーションであり、コミュニケーション効果は相対的に小さいと結論づけられます。

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many to one
●企業対個人
●ダイレクトマーケティング
「私たち○○○は」
●顔が見えない
→ 人格をイメージしにくい→ブランドイメージの確立が重要
●私信である
(「あなたにお話があります」)→メッセージが届きやすい→プル型戦略(聞くこと、聞き出すことがポイント)=パーミッションマーケティング
●高関与コミュニケーション
●コミュニケーション効果中
これは「集団」対「個人」という意味です。
代表的なのは、ダイレクトメール形式の通信販売、すなわち「ダイレクトマーケティング」です。
メッセージの主体は、「私たち○○○」であり、一人称複数形です。 複数形ですので、顔(人格イメージ)がはっきりしません。そのためこのタイプのコミュニケーション戦略においても、ブランドイメージを明確にすることが最重要課題となります。
ここでは一人称複数形が、二人称単数形に対してメッセージを送る形になります。「私個人宛のメッセージ(私信)」なので、受け取る側からすると比較的関心を持たれやすいという利点があります。
一方、ここでは比較的メッセージが受け入れられやすい状態になるため、このコミュニケーションタイプにおいては、強引にこちらを売り込むプッシュ型戦略よりも相手の悩みに耳を傾けるプル型戦略の方が効果を発揮しやすくなります。
また私信ですので、ある程度高い関心を呼び起こすことが可能です。もっとも長年ダイレクトメール攻撃にさらされてきた現代人にしてみれば、よほどツボにはまった商品でない限り食指が動くことはそうそうないでしょう。したがってダイレクトメールの場合、いかに開封率を上げるのかが勝負の分かれ目になります。
以上から、many to oneの型は、高関与型のコミュニケーションであり、コミュニケーション効果は中程度と結論づけられます。
one to many
●個人対大衆
●カリスママーケティング
「私小泉純一郎は」
●顔が見える→人格がイメージしやすい→ブランドイメージが確立しやすい
●私信ではない
(「あなたたちにお話があります」)→メッセージが届きにくい→プッシュ型戦略(話すことがポイント)=土足マーケティング
●低関与コミュニケーション
*外は大騒ぎしているが、私には無関係
*うさんくささがつきまう
●コミュニケーション効果大
これは「個人」対「集団」という意味です。
代表的なのは、政治家が一般大衆に向かって行う演説です。
メッセージの主体は、「私」であり、一人称単数形です。 単数形ですので、顔(人格)が明確にイメージできます。そのためこのタイプのコミュニケーション戦略においては、その明確なブランドイメージを武器に発信力をより高めることが可能になります。
ここでは一人称単数形が、二人称複数形に対してメッセージを送る形になります。many to many のケースほどではありませんが、これも「私個人宛のメッセージ(私信)」ではないので「自分には無関係」として受け取る側から無視されやすい欠点があります。 その欠点を補うためには、相手が無視できないようある程度、強引なプッシュ型戦略が必要になります。つまり、積極的にしゃべり続けないと相手は聞いてくれないということです。しかし、それもやりすぎると相手に嫌われてしまいますので、注意が必要です。
また私信ではないため、基本的に強い関心の対象となることはありません。ただそのパーソナリティがもつブランドイメージが魅力的な場合、熱狂的なファンが生まれることがあります。そのため、熱狂する人と冷めた人との両極端に分かれることがあります。
以上から、one to manyの型は、低関与型のコミュニケーションであり、コミュニケーション効果は中程度と結論づけられます。

one to one
●個人対個人
●ウエブマーケティング
「私○○○は」
●顔が見える
→ 人格がイメージしやすい→ブランドイメージが確立しやすい
●私信である
(「あなたにお話があります」)→メッセージが届きやすい→プル型戦略(聞くこと、聞き出すことがポイント)=パーミッションマーケティング
●高関与コミュニケーション
●コミュニケーション効果大
これは「個人」対「個人」という意味です。 代表的なのは、個人事業主が個々のお客様を相手に行う昔ながらの客商売です。個人事業主がネットを使って行う通信販売もここに含まれます。 メッセージの主体は、「私」であり、一人称単数形です。 単数形ですので、顔(人格)が明確にイメージできます。そのためこのタイプのコミュニケーション戦略においては、その明確なブランドイメージを武器に発信力を高めることが可能になります。 ここでは一人称単数形が、二人称単数形に対してメッセージを送る形になります。「私個人宛のメッセージ(私信)」なので、受け取る側からすると比較的関心を持たれやすいという利点があります。 一方、ここでは比較的メッセージが受け入れられやすい状態になるため、このコミュニケーションタイプにおいては、強引にこちらを売り込むプッシュ型戦略よりも相手の悩みに耳を傾けるプル型戦略の方が効果を発揮しやすくなります。 以上から、one to oneの型は、高関与型のコミュニケーションであり、コミュニケーション効果は高いと結論づけられます。

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